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昭恵氏に僭越ながら自粛されては さしもの安倍応援団産経も見限る?

 財務省の文書改竄問題で新たな局面を迎えた森友学園問題ですが、きょうの産経新聞web版は渦中の安倍昭恵夫人に驚きの呼びかけを行う田北真樹子名の記事を掲載しました。
 権力を監視する立場にあるはずのメディアが、日頃安倍政権に批判的な朝日新聞はもとより、こともあろうに他のメディアをも批判するという異色のスタンスを維持している産経新聞にしては珍しく、安倍昭恵夫人に自制を求める記事を特定記者の署名記事として掲載したことだけでも晴天の霹靂まさに驚きに値します。
 彼女の能天気とさえ映る奔放さには、さすがに安倍擁護に徹していた産経新聞も「もはや限界、守るべきはお殿様お一人」といささか匙を投げかけ始めたのかも知れません。
 産経新聞の3月20日付け田北真樹子名の記事はこう始まっています。
 
学校法人「森友学園」への国有地売却をめぐる財務省による決裁文書改竄問題で、27日の国会で佐川宣寿前国税庁長官の証人喚問が行われることが決まった。だが、佐川氏追及で飽き足らない野党は今後、安倍晋三首相夫人の昭恵氏の国会招致に向けて、攻勢を強めてくるだろう。  ところが、肝心の昭恵氏はといえば、自身の置かれた状況にはふさわしくない言動が散見される。



 そして、最近でもSNSなどを通じて懲りずに発信しているようです。
 例えば昭恵氏は今月に入って、自身のフェイスブックに投稿された「野党のバカげた質問ばかりで、旦那さんは毎日大変ですね」に、「いいね!」ボタンを自身のアカウントで押したとされています。この投稿があったのは11日、ときあたかも財務省が決裁文書の改竄を認める前の日でした。

 森友学園の名誉校長を務めたのも昭恵氏の独断で首相とは事前の相談もなかったのでしょうが、首相夫人の立場を理解していないとは到底考えられませんが、この人物の価値観にも疑問が消えませんが、せめてイタリア大使館に栄転したらしいかっての女性職員のようなアドバイザーを常に配置してはどうかと思います。
 産経や読売のような応援団的なメディアはともかく、彼女の能天気な行動はもはや単に天真爛漫などと半ば称賛しているかのような論評ではなく、国民として自戒を求めたいものです。
何しろ、国を代表する公人の立場で首相とともに政府専用機を使って諸外国を訪問しているのですから。
 
 ところで、件の産経新聞の記事はこのように結んでいます。
 
第2次安倍政権発足は昭恵氏の貢献なしには実現しなかった。しかし、いま、政権は窮地に立たされている。昭恵氏の不用意な言動は、政府・与党内だけでなく安倍首相を支持する層にも疑問符を広げ、政権の足を引っ張りつつある。  首相夫人に対して大変僭越(せんえつ)ながら、ここは行動を自粛なさってはいかがだろうか。(田北真樹子)
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