東京中央区立泰明小学校で、このほど新入児童から標準服としてイタリアの高級ブランドアルマーニが提案したブランを採用したことが、その価格の高さ故に話題となっています。
ファッションやブランドには興味がないので
アルマーニという固有名詞も知りませんでしたが、右の写真のジャケットもそうですって。
きょう2月9日夕方に設定された記者会見の様子を聞きながらこの記事を書いています。この校長は、記者からの鋭い質問にも逃げることなくきちんと向き合って答えている印象があるのはせめてもの救いですが、言葉は明瞭ながら意味不明で基本的な価値観がまるで違うヒトという印象は会見を聞いて終始否めませんでした。
それこそ宇宙人かと思うほどで、まるで別世界に住んでいる人間のような発言ですが、学校という子供主体の組織では、こんな人物でも管理職として勤まるんですね。
それにしても、複数の職員が存在するだろう学校での意思決定の仕組みって一体どうなっているんでしょうか? そこを教育委員会はコミットする責任があるはずですが、所管する区教育委員会もこの件ではまったく関与できなかったようですから、その責任も軽くはありません。たかが標準服(制服?)のこととはいえ、校長一人の判断で決定するというのはおよそ信じられないほどの意思決定プロセスです。いまどき、マンション管理組合でもこんなやり方は許されません。
教職員で思い出しましたが、かって壁ひとつ隔てた下宿の隣部屋で毎週土曜になると朝まで続く麻雀の音で眠れなかった記憶が蘇ってきましたがあの迷惑だった連中も、教育学部に所属していました。いまはどうしているんでしょうか?
話が反れました。
由緒ある東京中央区銀座の泰明小学校の校長職、「この人には相当な重荷だったんだろうな」とは思いますが、ひょっとしたら今回のような指摘の対極にいる反対側の裕福な保護者からのプレッシャーもあったのでしょうか。
しかし、どのような理由があろうともこの問題について指摘しておかなければいけない重大な視点があります。
それは、これまでも触れていますが学校という組織における異常な意思決定の仕組みです。報道によればこの学校には副校長という職位もあるようですが、これまでの報道を見る限りでは校長から相談がなされたとか、校長と協議が持たれたとの情報には接しません。校長を補佐するための副校長ばかりか、他にも少なくない職員がいるはずですが校長の独断専行を防ぐ役割は果たせなかったのではないでしょうか?定例の職員会議で一回も話題にならなかったとはとても信じられませんが、彼らは黙認していたのでしょうか?
いまもなお歯切れのいい明確な言葉で会見に応じている和田校長、決して悪人には見えません。悪く言いたくはありませんが、庶民との価値観が違う印象は最後まで払しょくできません。
『無能な働き者』なんでしょう。
たちが悪い
by お名前(必須) (2018-02-11 01:12)