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小池百合子の排除発言は不寛容そのもの 寛容な保守政治は看板だけ?

 半年も前から周到に商標登録までして立ち挙げた東京都知事の小池百合子代表率いる希望の党ですが、ここに来て急速に当初の勢いを失い、終盤に差し掛かった衆院選でも劣勢がしきりに伝えられています。どうやら緑のタヌキの装束に隠された裏の顔が垣間見えてきたように思えますが、実はそればかりではないようです。
 自民党安倍一強政治から脱却して、「寛容な改革保守政党を目指す」と、威勢よく希望の党を旗上げしたものの、その直後に彼女が発した「民進党との合流ではない」さらに、「民進党からの全員受け入れはさらさらない」に始まって、最後に発した一言「(私の政策に反対な人の合流は)排除します」、これが致命的との指摘に対して、最近では「きつい言葉だったと思う」と自ら釈明しているとのこと。

 だいたい、旗印に寛容な改革保守政党を掲げながら、一方では(政策の異なる集団は)「排除する」というのでは、中学生にも分かる矛盾の極みというもの。
 私は長い間彼女の”政治家”としての時の権力者との向き合い方に注意して観察してきたが、ここにきて小池百合子という人物の正体を見た気がします。
 
 考えて見れば、先の都知事選挙で勝利したのも、それに続いて行われた東京都議選でも都知事として自ら率いた都民ファーストの会が、あたかも米国大統領選で奇跡的な当選を果たしたトランプが開票当日吐露のと同様に、小池氏本人も信じられないほど大量当選したのも、これすべて小池女史の政治的評価が高かったからではありません。東京の歴史に名を残すほど勝手な理屈で公費を濫用したいい加減な男舛添要一氏や都議会のドンこと内田茂氏の、いわゆるサッカー用語オウンゴールのおかげだったのではと私はいまでも考えています。つまり、緑のユニフォームも見るまでもなく、都民はテレビの前で誰が悪人なのかを毎日茶の間で、しかも際限なくインプットされていたのしょう。

 テレビやラジオが報じるように。小池東京知事時代には、これまでの知事が責任を曖昧にしてきた最大の懸案築地移転問題はもちろん、国主導で決まった2010年東京五輪開催を巡る諸問題も、小池氏によっててきぱきと解決されるものと想像していましたが、さにありなんです。
 何しろ都政などそっちのけで、国政に入れあげているのですから。
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