牛すじ肉は価格もおてごろながら、カレーやシチューなどの煮込み料理の主役に抜擢してあげると、他のどんなに高級なお肉でも実現できない、あのトロッと舌のうえでとろける何ともいえない独特の食感はいちど味わったらもう病みつきになります。
この大好きな牛すじ肉ですが、どのスーパーの食肉売り場にいつでもあるというわけでもないのが残念です。
そこで、わたしはたまたま売り場で見かけると、2,3パックまとめて買い求め、冷凍保存するようにしています。
パックから外してジッパー付き保存パックできちんと空気に触れないように密閉して冷凍保存しておけば、半年くらいは十分保存できます。
一方、そうまでしなくても通販を利用すれば冷凍の牛すじ肉はいつでも購入できます、これはとってもありがたいですね!
楽天やアマゾンといった通販サイトなら一年を通していつでも、左のような冷凍処理された牛すじ肉がしかも割安な価格で購入できます。
そればかりか、運がよければお目にかかることのないような
神戸牛であろうと・
松坂牛であろうと普段は近づけないような高級ブランドのすじ肉さえ身近に感じることができます。
こんなチャンス、逃がす手はありません。
きょうはこんな牛すじ肉を使ったカレーやシチューなど、この季節にうれしい料理を短時間でおいしくいただくための、前処理方法をお教えします。
ただし、ここで扱う牛すじ肉は生の状態であることが条件です。
ネット通販などで購入した冷凍牛すじ肉なら、前もって解凍しておいてください。
牛すじ肉を柔らかくするポイント、それが
お酢です。
ここでいう酢は、なにも特別なものである必要はありません。
スーパーや百円ショップでごく普通に手に入る酢で十分です。
昔から酢をいただくと身体が柔らかくなるといいますが、そこに通じているのかも知れません。
以下、牛すじ肉を煮込む前の前処理方法を順を追って説明します。
手順①
料理に使う分量の牛すじ肉を入れるに十分な大きさの、できれば底の平らなトレイかボウルを用意します。
底が平らで、分量の牛すじ肉を入れるに足りる発泡スチロール容器があれば理想的でです。
手順②
容器に入れた牛すじ肉全体が浸るくらいの量の酢を投入します。
酢の量はいい加減で構いません。
牛すじ肉全体を浸すほどの酢がなかったり、そんなに使うのはモッタイナイというときは、少量の酢を使って30分以上牛すじ肉を浸したらひっくり返して全体に酢が回るようにします。
酢がすくないと前処理の時間はその分長くなりますが、できばえには影響しません。
手順③
②の状態で、できれば1時間から半日というところですが、お急ぎなら1時間から2時間程度牛すじ肉全体に酢がからむようにして常温放置します。
酢の量が少なくて牛すじ肉全体が浸らず乾いた部分があるようなら、適宜ひっくり返すなどして牛すじ全体に酢が回るように心がけてください。
え、これだけなの!というほど簡単ですが、以上で牛すじを柔らかくする前処理は終わりです。
私の場合は、酢を洗ったりせずこのままカレーやシチューなど料理に適した大きさに牛すじ肉を切って煮込みますが、もし酢が苦手といった方はペーパータオルで拭くなどして表面の酢を取ればいいと思います。
個人さはあるでしょうが煮込んでしまえば、酢の酸味はほとんど気にならない程度だと思います。
あの硬い牛すじ肉が酢に漬け込むだけで、嘘のように柔らかく口にするとトロけるばかりの上等な肉に変身します。
うそだと思われたあなた、さっそく試して見てください。
お酢を使うことであなたの牛すじ料理のレパートリー、広くなること請け合いです!
2016-11-08 18:29
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