来年の春、新入学のお子さん・お孫さん向けに
ランドセルを購入する予定のあなた、買うなら今すぐ商品を決めてすぐ発注するのが、わたしの経験から「
あらゆる意味」で
断然オススメです。
8月末までのご注文にはキャッシュバックがつくこともありますから!
もっとも、ランドセルを背負うお子さんと事前の根回し(?)をお忘れなく。
新入学のお子さんにとって、不必要に大きくて重たいランドセルは大きな負担です。
ご本人の希望や感想を取り入れて、後悔しないランドセルを選んでください!
あらゆる意味でとは?
ランドセル、ほんとうに必要な時期は早くてもあと半年も先の翌年四月です。
ところが前の年の夏を過ぎると、お手頃な価格帯の商品はもとより高級なクラスに入る5万円程度の商品も通販を含め市場にほとんど残っていないからです。
秋ごろともなると、一部の高級品かオーダーメイド商品しか残っていないと考えてもあながち大げさではありません。
しかも、オーダーメイドのランドセルの一部材料は、ランドセル材料としては最もポピュラーな
クラリーノなどではなく
コードバンなど入手しにくい輸入品となることが多いのです。
わたしの経験では、初孫が気にいってしまった馬の尻革コードバンをふんだんに使った8万円台のランドセルの納期はなんと3ヶ月、手許に届いたのは翌年春じつに桜の開花目前でした。
当時"ランドセル"という言葉の懐かしい響きに襲われしばし郷愁に浸っていたものですが、現代のランドセルを調べて見るにつけ何十年の時を経て、その進化の深さに感動したものです。
というのも、幼い子供たちが背負うランドセルという大きな荷物の負担を軽減するためのさまざまな工夫と金具類のワンタッチ化、現代社会が抱える子供への脅威に対する安全性確保のための各種デバイスとの整合性など、それこそ随所にさまざまな工夫が凝らされていたからです。
ランドセル選びのポイント
以下は、孫のランドセルを決めるにあたって土屋鞄さんの京都店で教えていただいたことを思い出しながらまとめてみました。
機能性
わたしがここまで見た限り、少なくとも2011年以降に作られた
ランドセルなら、例外はあるかも知れませんが、機能的な違いは皆無と断言していいと思っています。
つまり、平均的な価格帯のランドセルなら、肩ベルト基幹部の金具や立体j構造ベルト(3D肩ベルト)、カブセと呼ばれる蓋のロック機構など、色やサイズ・意匠部分は別として基本的な構造はほとんど同じです。
6年保証も、ごく一般的なサービス(?)で決して特別なものではありません。
重さ
たとえば、一年生にとってもっとも大きい要素はランドセルの重さだと思いますが、ランドセルだけの平均的な質量は約1kg、最も軽量を訴求する商品でも800g台です。
逆に重いランドセルでも1.2kgほど。
かなり幅があるように思いますが、実は収納する教科書やノートは意外に重いので、結果的にランドセル本体の重さは案外支配的ではないのです。
材質
カブセの裏地や隠れた部分を除き主要な材質に何が使われているかで、価格はもちろん耐水性や耐久性はかなり変わります。
もっとも無難な材質は合成樹脂クラリーノで、価格もお手頃な商品が揃っています。。
クラリーノは靴にも使われている素材ですが、ランドセル用の素材としてはもっとも一般的です。
見た目もよく、雨に濡れてもそのままで大丈夫という点が最大の特長で、耐久性にも大きな問題はありません。
クラリーノより高級な材料は牛革とされていて、艶のある上品な外観を生み出します。
ひっかき傷のつきやすさという点では、クラリーノと同等ながら耐水性はクラリーノに劣るようです。
ランドセル素材として最高級とされるのが馬のお尻の革コードバン。
孫が一目で決めたというほど見た目もよく、ひっかき傷には意外と強いのだそうですが、強く押したりするとかえって跡が残りやすいと聞いたことを記憶しています。
長い期間使ううちには雨に濡れることは避けられませんが、クラリーノ以外の皮革製ランドセルの場合には布などでなるべく早いうちに水気をふき取って自然乾燥させればよいとも聞いたものです。
2016-07-28 14:32
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