トヨタ自動車の看板役員が麻薬密輸の容疑で逮捕されたことを受けての、豊田社長の弁ですがどこかおかしいと思います。
従業員を社長が「我が子」と思って重用することは大切なことで、この点に異論はありません。
しかし、役員は社長の部下ではありません。
会社法では取締役の役割を、「相互に監視し合いながら、会社が定款や社会通念に沿った活動を果たしているかをチェックする」と定めています。
今回逮捕された常務取締役といえども、社長の部下ではありません。
役員は、ほかの従業員とは違って、雇用関係にはなく、会社との契約によって任命される立場です。
余談ですが、自動車メーカーには「期間工」「季節工」とも呼ばれる非正規従業員が多く働いていて、こうした人たちが景気変動に対する雇用の調節弁としての役割を果たしていることは、よく知られていることです。
非正規も含めすべての従業員を「我が子」として、大切にしてほしいものです。
2015-06-20 08:55
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