普天間飛行場の辺野古移設を巡る沖縄県知事に「粛々は上から目線」との指摘を受けた菅官房長官は、「上から目線との印象を与えるなら今後は粛々と言い表現は使わない」と発言したことが報道されています。
「これ、どこかで聞いたよな」と思って、すぐに浮かんだのが首相の「わが軍」発言です。
彼は、つい最近の国会答弁で自衛隊を「わが軍」と表現しましたが、野党から執拗に追及されると「こんなことに貴重な期間が費やされることを国民は望んでいない」ことを理由に、「今後わが軍」という言葉は使わないと発言していました。
言い訳にもならない、まるで悪戯を咎められた駄々っ子の理屈ですが、たぶん国内外の反応に押された結果でしょう。
「わが軍」と「粛々」とでは、言葉の持つ重さも意味も違いますが、あまりにも独りよがりの発言です。
少しばかり、国語や憲法に通じていれば、ここにも現政権が民意とは別に日米同盟・安保法制を推し進めようとする姿勢が如実に現れていることが読み取れますが、発言している当の本人は気が付いていないのでしょうか。
いや、私は確信犯だと思っていますが。
2015-04-07 06:57
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