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天皇陛下ペリリュー島慰問 英霊への最高の鎮魂

 まさにきょうこの日、天皇皇后両陛下はかねてご念願の激戦地ペリリュー島を初めて訪問され、往時を偲ばれるとともに、この地域に散った英霊に本土から携えた花束を手向けられるご予定と報じられています。
 戦後生まれの身にも、先の大戦に散った英霊への深い思いと、苦難の歴史を反芻される両陛下の温かい思いが伝わってきます。
 合掌
 
 お立場とはいえ、常に謙虚でおられながらも含蓄のある真摯なお言葉で、さまざまな大災害に見舞われた被害者にも心から寄り添われる姿に、傍目からも感銘を受けたものです。
 それに引き換え、あの戦争を直接・間接に指揮した政治の責任・反省を担うはずの内閣をはじめとする与野党政治家の能天気ぶりには、毎日呆れます。

 私の思いは間違っているかも知れませんが、天皇皇后両陛下の厳かにしてもの静かなお振舞の中で伝えられる数々の「お言葉」には、かっての敵国米国追従一辺倒で、いっこうに戦争や慰安婦問題への責任を認めようとしない現代政治への痛烈な皮肉が込められているのでは、とさえ思うことが少なくありません。

 南太平洋の戦場で亡くなった兵士の多くは、戦闘によってではなく糧食を始めとする兵站への考慮の欠如による「飢え」によって命を絶たれたことを私たちは、いくつかの文献によって知りました。
 銃や戦車など戦うための装備の優劣や武運尽きなく戦場で倒れたのなら武士として、騎士として名誉の死でありまだ救われようがありますが、食料不足で亡くなった多くの兵士の無念さを思うとき、あれから70年過ぎたいまでも、また戦争を知らない私でさえ思わず涙するほどでその口惜しさをこらえることができません。
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