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石破くん 特定秘密保護法案反対デモをテロとしたことを早くも撤回しました

 自民党石破幹事長が自らのブログで、特定秘密保護法案に反対する市民団体らのデモについて「単なる絶叫戦術は、テロ行為とその本質においてあまり変わらない」などと批判しました。
 強硬一辺倒の首相とは対照的に、温厚な発言に終始していた石破さんですが、デモをテロに例えるとは言語同断。
 とうとう衣の下から鎧が見えた感があります。

 と、今朝このブログで書きましたが、案の定夕方にはその発言を撤回しました。
 想像していた通りの展開になりました。

 「マンガ老人」の麻生さんに始まって、次々と明るみになる失言・放言は政治家の特権といわんばかりですが、果たしてそうでしょうか。
 思わす口に出た言葉を、失言として撤回したからとて、発言そのものが消え去ることはありません。
 聞く側には、「ああ、やっぱりこの人の本音はここにあったんだ」という記憶が、ずっと残ります。

 「撤回」と「取り消し」、どっちにしても似たような言葉ですが、石破くんの思考には大した違いはないのでしょう。

 生まれ持った人相や人格についてとやかく言うつもりは毛頭ありませんし、かって宇宙人と揶揄された某坊ちゃん政治家もそうですが、テレビ画面に見る石破さんや安倍さんにも、驚くほど共通点があります。
 それは、話し相手の目を見ていないことです。
 安倍さんが政権に就いて初めての訪米でも、安倍さんがオバマさんの目を見て話す様子はテレビに映っていませんでした。

 多くの恩師は鬼界に入られましたが、教えていただいた人の見きわめ方はいまも忘れていません。
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