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新型スカイライン 心配なECUはいくつ搭載されているでしょうか

 新型スカイラインが発表されました。
 6つのタイプすべてがハイブリッド仕様となっていますが、同時にダイレクトアダプティブステアリング、アクティブレーンコントロール、エマージェンシーブレーキなどの新たな制御システムが導入されています。
 これらのシステムは、操縦安定性をはじめ、ドライバーの負担軽減・安全性向上を目的として導入されているのですが、多くの電子制御機能が追加されるたびに不安も増していきます。

 それは、こうした制御システムはすべてセンサーと呼ばれる電子デバイスとECUというマイコン制御装置によって支えられているからです。
 一口に制御システムといっても、窓ガラスやエアバッグなどクルマの基本機能であるところの「走る」ということに直接関係ないものから、ブレーキ系や燃料系そしてステアリング系など故障するとエンジンが始動しないどころか急ブレーキがかかるなど、搭乗者にとって重篤な結果をもたらしかねないものまであります。
 これらを支えるのが前述のセンサーとECUですが、一般に高級車になるほど数多くのECUを搭載しています。

 問題は、こうしたECUのなかにはクルマメーカー自身が開発したものでないものがあることです。
 場合によっては、別の国の会社ということもあります。
 ECU開発に携わるのは、長くクルマ産業に関わっていてノウハウも十分備えている企業ですが、最終成果物が100%実車で検証されていない可能性も払しょくできません。
 ECUは簡単に言えば、マイクロコンピュータとソフトウエア(ファームウエアと言いますが)でできています。
 厄介なのは、このファームウエアです。
 最悪の場合は、開発担当者しか知らないということすらあり得ます。

 初代のスカイラインが生まれた時代のクルマは、99%が機械要素でできていましたが、最新型のクルマはコンピュータだらけです。
 その結果、数多くのECUが搭載されることになるのですが、ECU相互の干渉だけでなく車外からの電磁波などの干渉についても安全を損ねることがないか入念な検証が必要になりました。

 最近、ECUの不具合が原因のリコールが増えていることが心配です。

 ECU:Engine Control Unit
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