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新型スカイライン 日産は日本企業であることを忘れないでほしい

 7、8年まえのことですが日産のショールームを見る機会がありました。
 そこには、真っ赤なスカイラインがありましたが、おそらくプリンス自動車の初代スカイラインに限りなく近いモデルだったと思います。

 このクルマが街を走っていたのは50年も昔のことですから若い方はご存知ないでしょうが、スカイラインはかってのプリンス自動車が生んだ名車の一つです。
 1966年8月には、プリンス自動車が日産自動車と合併した結果、車名がニッサン・プリンス・スカイラインとなりましたが、その後世代が交代するにつれて日産色が濃くなりましたが、グロリアなど旧プリンス系のクルマが姿を消す中で国内では唯一ニッサンブランドを代表する車種の一つとして残ってきました。

 13代目のスカイライン発表でスカイラインの商品企画責任者を務めるというお若い女性が、「スカイラインの名前をどうやったら残せるか、すごい議論になったが、名前はやめない。日産自動車がある限りスカイラインの名前は残す。これは会社の中の上から下までの意識」と言い切ったそうですが、スカイラインは単に日産だけのものではなく日本のクルマ文化の象徴です。
 それは、トヨタの豊田章男社長も、思い出に残るクルマとしてスカイラインの名を挙げていることにも表れています。

J-Collection DJC 1/43 スカイライン350GTセダン V36 2006 (シルバーメタル)


 中島飛行機にいた技術者が戦後の苦難の中で立ち上げたプリンス自動車、この会社の精神を日産には忘れてほしくないと思います。
 
 しかし、13代目の新型スカイライン・ハイブリッドは、ターゲットを外資系のマネージャークラスに設定し月間販売目標は200台です。
 その一方で、排気量2500CCの現行車種の一部は価格を下げて存続する方針と伝えられていますが、これでは主客転倒のような気がします。

 もともとスポーティーが売りでどちらかというと若い層に人気のあるスカイラインですが、最低でも450万円もする新型スカイラインでは裕福な中高年しか購入できないと思いますが、どういう商品設定でしょうか。
 
 2世代前のスカイラインを愛した一人として疑問です。 
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