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リッツ・カールトンも食材偽装発覚 お前もかと言いたくなります


 世界的にも最高級の名門ホテルザ・リッツ・カールトン大阪でも、ホテル内で提供していたジュース、パン、エビの3種類についてメニューと違う食材を使用していたことがわかりました。

 阪急阪神ホールディングス傘下の阪急阪神ホテルズで発覚した食材誤表示問題がきっかけで、同系列のリッツ大阪も調査した結果判明したそうです。
 こちらも、阪急阪神ホテルズと同じように「誤表示であって偽装ではない」と説明しているそうですが、あまりにも言うこととやることが似ていすぎていて、「なんだか眉唾っぽいな」と思うのは私だけでしょうか。

 7,8年前に日本生産性本部が主宰する某セミナーを通して、リッツ・カールトンという途方もない高級ホテルがあることを知りました。
 このホテルの従業員は、常にサービスの基本精神が書かれているクレド(credo)というカードを、常に携行していることもそのとき知りました。
 そのような大切なクレドにどんなことが書いてあるか、興味がある方はこちらからどうぞ。



 7年もの間に、たった40種類程度の誤表示をしただけで済んだという阪急阪神ホテルズに比べると、リッツ大阪がメニュー表記と違う食材を使用していたのは前出の3種類だけだといいますから、たった一年程度の期間とはいえ、さすがに世界に冠たる名門ホテルだけのことはあって大阪の一流ホテルとは違います。

 しかし、その経過を読んで見ると、これがあのリッツか、と思うほどで庶民には無縁なはずの超高級ホテルが、何とも身近に感じられるから不思議です。

 ジュースは、1年ほど前からラウンジやルームサービス、バーでフレッシュ・オレンジ及びグレープフルーツジュースと表記しながら、冷凍ものを使用していたとのこと。
 リッツ側は、「質を一定に保ち、ごみを削減するため。搾ったものと濃縮還元(冷凍もの)をスタッフで飲み比べたところ、全員が『濃縮の方がおいしい』と回答したため変更した」と説明しているそうです。

 あれれ、濃縮還元ジュースを飲みにこんな高級ホテルに来るくらいなら、その辺のコンビ二で買った方がいいように思いますが、クレドに書かれていたことと違ってません?
 たしかに、品質を一定に保つのも、ごみの減量も大切ですが、名門ホテルリッツなら、少々日によって味が違っても搾りたての方が似合うように思います。
 第一、立派なグラスに紙容器の濃縮果汁還元ジュースでは、器がかわいそうです。


 ルームサービスで提供されていた自家製パン9種類のうち、バターロールと食パン2種類の計3種類も、2,3年前から外部に製造を委託したり既製品を仕入れていたそうです。

 ホテル内の中華料理店香桃(シャンタオ)は、地元ではなかなかの評判の高級中華レストランのようですが、シバエビと表示していた料理に安価なバナメイエビを、クルマエビには卸値で半値以下になるというブラックタイガーを、「人的なミス」で代用していたそうです。
 しかし、本当にミスならたまには高級な食材で代用することがあってもよさそうなものですが、常に安い食材とはリッツの名が泣き出しそうで、これまたうかつには納得できません。

 先月、京都に旅したときもホテルを利用しましたが、こちらはリッツのようなホテルではなく、普通のビジネスホテルなので、もちろん直営レストランなどありません。
 でも、四条のデパ地下でこのときばかりはと、それこそどこかの舞台を跳び下りるがごとき覚悟で買ってきた美味しそうなタイの刺身や好物のお寿司を食べながら夫婦で過ごしたひとときは、いい思い出になりました。

 ホテルでの食事や夜景はいい思い出になるはずですが、大阪の方はそうばかりではなさそうです。


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