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偽装でなく誤表示 ホテルは一流でもマネジメントは自己流


 昨日もこのことに関連して阪急阪神ホテルズ 太っ腹ですが株主代表訴訟も織り込み済ですかと題する記事を書きましたが、けさのテレビで昨日の出崎社長の記者会見でのやりとりを聞いて、まったく別の印象を受けました。

 それは、ことが誤表示か偽装かという矮小な問題ではなく、すべての原因がこの会社のマネジメントシステムにあると思ったからです。
 トップマネジメントがこういう姿勢ですから、そうした企業にまともなコンプライアンス意識を期待するのは無理というしかありません。

 近くにも阪急阪神ホテルズ直営の第一ホテルがありますが、長女の成人式でお世話になったこともありますが、地元ではかなりのステータスを持っています。
 ホテル経営という事業全体のなかで、レストラン部門の重要性がどれくらいかは全く知りませんが、社長の記者会見を見るかぎり、あまり高い関心があるようには受け取れませんでした。

 マスコミの面前で、偽装ではなくて、納入業者が間違ったものを納入したためとか、厨房とホテルスタッフとのコミュニケーション・ミスだとか、社内外の立場の弱い人に責任を押し付けるようなトップの姿勢は、たとえ建物が一流のホテルであっても、マネジメントは三流どころか自己流の域を出ないでしょう。
 こういうトップの下で、一生懸命お客のために働いておられる社員はみじめです。

 一流ホテルのレストランで包丁を持つほどの技量を備えた職人さんが、レッド・キャビアとトビウオの卵の区別がつかなかったなどとするのは、無礼千万です。

 どこかのJR会社もそうですが、こういう企業はトップを入れ替えない限り再生できないでしょう。

 
会社四季報 業界地図 2014年版
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