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ユニクロ文春に全面敗訴 月300時間の過酷労働を巡る訴訟で

ユニクロ帝国の光と影

 ユニクロを全国展開するファーストリテイリングなど2社が、過酷な労働について書いた週刊文春の記事や単行本で名誉を傷つけられたとして、文芸春秋に計2億2千万円の損害賠償と本の回収などを求めていた訴訟の判決で、東京地裁は18日ユニクロ側の主張を全て退けたというニュースが夕方飛び込んできました。
 判決理由の中で土田昭彦裁判長は、「月300時間以上働いている」と本で証言した店長の話の信用性は高く、国内店に関する重要な部分は真実」と指摘したうえで、「中国工場についても現地取材などから真実と判断した理由がある」と指摘したと、共同通信社は伝えています。

 常態化していたかどうかは判りませんが、月300時間以上という労働時間は尋常ではありません。
 しかも、ユニクロでの職掌は知りませんが、店長の立場であればサービス残業だってあったと思います。

 かって勤めていた製造メーカーでは、労働組合と会社が締結している労働協約によって、連続する三ヶ月の残業時間は最高でも120時間以下と決まっていました。
 平均すると毎日の残業時間はおよそ2時間で、通勤に一時間かかるとして遅くとも8時くらいまでには帰宅できるようにという数字です。
 この訴訟で争点になった月300時間などという労働時間が、いかに過酷かがわかります。

 かくいう私も、管理職に就いてからというものは土曜も日曜も休みなしに出勤したものですが、もちろんこれは協約の対象外ですから法的には問題ありませんが、さすがにきつかった記憶があります。

 世界展開する企業にまで上り詰めた経営者の一人、柳井さんが法の枠を超えてまで社員を酷使しているなどということは想像だにしませんが、火のないところになんとかという格言もあることですから、日本人全体の名誉のためにも改善すべきことが一つでもあるなら即刻改善してほしいものです。
 だいたい、社員の生活を無視して存続した企業など、いまだかってないのですから。

タグ:ユニクロ
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