京都の観光名所のひとつ、二条城の目の前に二つの有名な老舗ホテルがあります。
京都国際ホテルと京都全日空ホテル。
そのうちの藤田観光が経営する京都国際ホテルが、来年いっぱいで営業を終了するというニュースが流れました。
1961年開業の京都国際ホテルは、客室数は274室と京都でも大きなホテルのひとつですが、四条河原町などの繁華街から離れていて、客足が遠のいて最近では客室単価が下がっていたそうです。
いかにも、京都を観光で訪れる人の流れの変化を象徴しているかのようです。
つい、二週間ほど前もこのホテルの前を通り抜けましたが、平日とはいえ二条城で目に付く日本人は大半が修学旅行の生徒です。
もちろん、代表的な城のひとつである二条城は外国人観光客には大変な人気ですが、観光地としての賑わいはすでにこの界隈にはありません。
それに引き換え、京都駅の南北を走る八条通りと塩小路通りにはホテルがびっしりと立ち並んでいます。
伊勢丹やポルタなどのレストラン街に加えて、最近出店した大手の家電量販店にもぎっしりとお店が並んでいます。
一方、京都いちばんの繁華街四条の河原町通りなどは土日ともなれば、八坂神社から四条駅まで人がごった返しています。
かっての静寂なイメージの観光地京都は、時代と共に変ってしまったようです。
京都市の北西に位置する光悦寺・源光庵を訪ねての帰り道、昼過ぎに今出川辺りまで下り昼ごはんを食べようと思いました雅、よそ者にはほどよい店が見当たらず、結局地下鉄の烏丸御池で電動自転車を停めて新風館に行きました。
京都の観光地図は変化しているのかも知れません。
2013-10-18 13:50
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