IC乗車券Suica(スイカ)による乗降履歴などを社外に無断で販売していたJR東日本は、データ利用の是非を検討する有識者会議を9月中に設けると明らかにしました。
データ提供を希望しないと申し出たスイカの利用者は現在までに約3万9千人に上り、会議の結論が出るまで提供を中止するそうです。
このニュースを聞いたときあまりのことに腹が立ちましたが、今では通勤に利用していないので申し入れをしませんでしたが例え個人名と住所は隠すにしても、いまどき顧客情報を第三者にしかも有償で提供とは呆れた話です。
有識者会議を開いて可否を伺うなどと無知ぶりを発揮するまえに、JR東日本という企業を支えているのは全国の利用者であるということをきちんと認識すべきだと思います。
その認識がきちんとしてさえいれば、企業にとって最も大切な顧客情報を他に売り飛ばすことの是非など考えなくてもわかるはずです。
一昔まえに流行した品質管理の国際規格ISOでは、確か顧客情報の管理が基本の一つだったように記憶しています。
JR東日本がこの品質管理に関する規格の認定を受けているかどうかは知りませんが、もともと税金で支えられてきた国策会社であることを謙虚に受け止めるべきです。
もっとも、外部に知れれることなく黙って提供することもできたわけですから、公表しただけまだ好しとも言えますがとにかく呆れてしまいます。
旧国鉄を退職した父は田舎で余生を過ごしています。
どういうわけか退職後は、頑としてJRを利用しません。
現役時代に何かあったのかな、とときどき思います。
2013-09-04 11:13
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