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そうだったのか 硫黄島滑走路移設のワケ


 先の大戦での最大の激戦地のひとつ硫黄島。
 この硫黄島で遺骨収集のために滑走路を移設するための予算を、というニュースを聞き、ナゼ滑走路の下に遺骨かと思い調べてみたらそのワケが解った。

 一つは、早急に滑走路を造る必要があった米軍が、旧日本兵の遺体が散乱する土地をならしてコンクリートを打って滑走路にしたこと。
 そしてもうひとつは、上陸した米軍が旧日本軍が縦横に張り巡らした地下壕の入り口を塞いだり火炎放射器で焼いたりしたため、逃げ場を失って壕内で斃れた戦死者が現在自衛隊が使っている滑走路下にも多数眠っているらいいことである。

 こんな現状を放置して、なぜ国はこれまで手を打たなかったのか。
 米軍の所業は考えるだけでも腹立たしいが、これも多くの国民を死地に駆り立てた政治家や軍人の責任であることは明らかで一刻も早い回収が望まれる。

 硫黄島にはいまでも12、000柱もの旧日本兵の遺骨が眠っているとされるが、米軍兵士のそれはすべて回収されたそうだ。
 戦争の犠牲者が眠っているかも知れない滑走路に、よくこれまで離着陸できたものだと思う。
 理不尽極まりないことだ。
硫黄島決戦―付・日本軍地下壕陣地要図 (光人社NF文庫)

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