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ペギー葉山 南国土佐を後にして 中学生時代毎晩聞いたものです

 突然の大雨で家内と交わした孫の送迎スケジュールがすっかり狂ってしまった梅雨時の夕方、やっと泣き止んだ孫娘を送り届けて来てテレビのスイッチを入れました。
 面白そうな番組がなくて探した末に選んだチャンネルは、久しぶりに見たNHKの歌謡番組。
 なんと松島アキラさんが出演していました。
 私の記憶が違っているんでしょうが、懐かしいヒット曲を歌っておられた松島さん、どこか違うイメージに得心が行きました。
 時間は、お互い確実に過ぎているんですね。

 この番組には、あのペギー葉山さんも出演されていました。
 もちろんペギー葉山さんが歌ったのは、南国土佐を後にしてです。

 最近の新聞記事によると、ペギーさんはこの歌を歌うのにずいぶん抵抗があったようです。
 新鋭のジャズ歌手として間もないペギーさんに、民謡調のこの曲がマッチするはずがないことはいまでもわかります。
 
 イヤイヤかどうかは判りませんが、ペギーさんは故意にそっけなく歌うよう務めたのだそうですが、そのことが却って好感を呼んだのではないかとさえいまでは評されています。

 後の学生時代などと並んでペギーさんの一大ヒット曲になったこの歌、忘れられない記憶と繋がっています。

 昭和30年代前半、電源開発という国策会社が村に入ってきました。
 山奥にダムを建設するためでしたが、辺境の山村はこのことによって一躍活気が生まれ、そこに働く人たちのための診療所が建設されるとともに他所から来た人たちによって小さな酒場できるなど、目を見張るような変わりぶりでした。
 
 とりわけ、村を貫く駅の近くにできた映画館は、当時中学生だった子供たちの度肝を抜きました。
 派手な看板ばかりでなく、夕方になると大音響で当時のいわゆる流行歌を流し続けたのです。
 そのうちの一つが、この南国土佐を後にしてでした。

 多分古い映画しか上映されることはなかったでしょうが、その時刻になるまで村中に響いたこの歌が忘れられません。

 チャンバラ全盛期でしたが、日本誕生・荒城の月など当時の話題作の切れ端は今でも鮮明に残っています。

 ペギーさんには、ご主人根本さんの分もがんばってくださいとお祈りします。
 
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