2015年あたりから北欧のノルウェーで徴兵制が女性も対象になることが、議会で承認されたそうです。
兵役期間は男性と同じ1年ということですが、世界でも徴兵制を女性にも課しているのはイスラエルなどごく一部の国だけでしたが、ノルウェーのような先進国では初めてとなります。
日本人にはあまりそうした意識はありませんが、古くから戦いを繰り返してきたヨーロッパでは、人口の多寡が国力に直結するという意識が根強くあります。
特に北欧3国やバルト海周辺の国は、ドイツや旧ソビエトなど歴史的に厄介な国との争いを強いられてきましたから、その教訓はいまでも残っていて不思議ではありません。
冷戦が終えたいまでは、国と国が正面からの戦いを挑むことはなくても、組織的なテロとの戦いはどこの国で起こっても不思議ではありませんから、防衛力の強化に各国が注力するのは妥当なことです。
他の国と同様に積極的に移民を受け入れてきたノルウェーですが、人口は約500万人とイスラエルに比べても3分の2ほどです。
女性も国防に参加する必要がある理由も理解できます。
先日、イギリスでイスラム教徒の黒人青年が何の関係もない白人を襲撃するという衝撃的な事件がありましたが、移民を積極的に受け入れてきた北欧3国やドイツ・フランスも同じ国内問題を抱えています。
スウェーデンに行ったときのことですが、空港の入管係員はほとんどがアジア・アフリカ系の移民と思われる人でした。
町でも黒人の姿を多く見かけたものですが、最近ではスウェーデンでもそうした移民排斥運動が頻繁に起きています。
日本でも防衛問題がこれから議論されそうですが、そんなに遠くない将来の少子化に備えて参考にすべきときが来そうです。
2013-06-15 16:25
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