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耐風傘の原理と種類

 台風などで強い風が吹いてもいわゆるオチョコにならない耐風傘を、テレ朝のやじうまテレビで紹介していましたので、その壊れないという原理と耐風傘の種類を調べて見ました。

 先ず、耐風傘には構造的に3種類ありました。
 (1)オチョコになりにくい構造のもの
 このタイプは一度オチョコになると復元できません。

 最も多いのが、骨の数を多くして強度を高めたタイプです。
 しかし、「風に強い傘」、「丈夫な傘」とされているものが多く、耐風傘として位置づけられる傘ではないようです。
 

 次に多いのが、内側から外に風を逃がす構造の傘です。
 布が上下に分かれていて中ほどで重なる部分があり、ここから強風が逃げるように工夫されています。
 写真で濃く写っているところが重なっている部分ですが、実際にはそれほど目立ちはしないそうです。
 手頃な価格の耐風傘にこのタイプのものが多いようです。 
 
 
 受け骨を2本にして強度を上げたタイプの耐風傘もあります。
 20130419-781792-1-N.jpg

 また、傘の形状を工夫して風が逃げやすいようにした耐風傘もありました。
 20130419-781781-1-N.jpg

 
 (2)オチョコになっても復元できる構造のもの
 復元できるタイプの耐風傘はこの方式のものが多いようです。
 

 写真の部分がアルファベトのZのような形に変形できる可動型構造になっていて、故意にオチョコになりやすくして強風から守る構造と考えることもできます。
 Z型.jpg

 その他、ステッキとしても使えるタイプの耐風傘もあります。
 このタイプは手で持つ部分の形状がステッキのようになっています。
 

 また、商品の数は多くありませんが全天候型の耐風傘もありました。
 この傘は、UVカット率も高く日傘としても十分使えます。
 

(3)オチョコになりにくい構造とオチョコになっても復元できる構造の両方を備えたもの
 風を逃がす構造を備えていながら、骨と親骨に弾力性があって折れにくくて強度も高いグラスファイバーを採用した構造の耐風傘です。
 

 それから、耐風傘とは銘打っていませんが、それこそ台風どころか高速道路並の風でも大丈夫という非対称の形をしたオランダ生まれのセンズアンブレラというものがあります。
 
 この傘は、流体力学理論に基づいて設計されていますがお値段もそんなに高くない商品もあります。
 街でこの傘をさしていたら目立つこと間違いありません。

 時速100kmの風にも耐える様子を示す動画がyoutubeにありました。
 よければご覧ください。
 


 最後に。
 耐風傘には開いたときの径が65センチ、70センチと普通の傘に比べて大きいものが大半でした。多分、構造的に大きくならざるを得ないんでしょうね。

 それから、ワンタッチで開くジャンプ傘でないものもありますから購入する前に確認しておくといいでしょう。

タグ:耐風傘
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