北京、天津それに上海しか行ったことはなく他の地は知りませんが、上海以外はいつも空気が煙っている感じでした。いまから5年ほど前のことです。
飛行機が北京空港にさしかかる頃、機内から下を眺めるとそこは既にモヤがかかっているような色でした。晴れた日には、特にモヤがかっているような気がしたものです。
自動車の排気ガスが原因ではないかといいますが、現地の人にもはっきりわかってはいないようです。当時、天津では日本のD社製リッターカーがタクシーとしてまだ町中を走っていましたから、自動車の排気ガス説もあながち間違っていないようです。ガソリンの質が良くないからだという説もありました。
もうひとつの要因は石炭です。都市の暖房などエネルギーの多くを石炭に依存しているからという説です。北京と天津と結ぶ幹線道路から見える風景では、さほど大気汚染は気にならなかったことからしますと、当時はやはり都市部特有の現象だったようです。
しかし、最近の様子を見ると当時とは明らかに違います。相当深刻なレベルになっているようです。
やっかいなのは、大気汚染が中国だけにとどまらないことです。黄砂同様、いずれ西日本にも届くことでしょう。
いまもなお、砂漠化が進行する中国。すでに、北京近郊にもその波が押し寄せていますが環境的にもやっかいな国です。
2013-01-17 13:00
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