甘利経産相、あれこれ言い訳がましいことを一切言わずあっさり閣僚を辞任した辺りの決断はさすに将来を担う人物らしい潔いものでしたが、こともあろうに自ら現金授受の疑惑を招く行為をしたと疑われるとあっては閣僚としては勿論政治家としても不適格と言う他はありません。
ただ、任命責任者たる安倍くんはじめお粗末な言動がはびこる現内閣の閣僚のなかで、唯一といっていいほどTPPのようなタフな交渉にも耐えるだけの知力をそなえた人物にも関わらず、政治家としていちばん恥ずべき斡旋収賄罪の疑念をかけられるにいたっては、いかに好ましくない内閣の一員とはいえその自覚の低さは想像を超えました。
民間企業管理職の一員として努めていた頃、先輩から授かった教訓の一つは昼食前後の外注先訪問でした。無論それは立場を利用した飲食提供の暗示的要求を戒めるものでしたが、現金の授受とは生々しすぎます。
甘利氏個人の人となりの詳細は存じ上げませんが、これを機に捲土重来を果たして政治家として大成することを期待するものです。
2016-01-29 13:36
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