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早く質問しろ 相手によって豹変する一国の首相とは

 「早く質問しろ」、これは安保法制審議中の5月28日の国会で、民主党辻本清美議員に対して首相席から発せられたヤジです。
 各メディアも一斉に伝えていますが、たまたまこの場面テレビで見ていました。 

 先進国といえど日本の国会に相当する議会でのヤジは珍しくないようですが、首相席にそっくり反って座っている人物が発したこのヤジは、NGです。
 政見を異にする政党の議員といえど、すべての国会議員は国民の代表者です。
 その意味で、相手によって明らかに態度が変わる(敢えてこう表現しますが)安倍さんの政治手法は、まっとうな政治家のそれではありません。
 安倍さんが政治家の師と仰ぐとされる叔父・岸元首相でさえ、60年安保当時前後の記録を検証する限り、野党議員の質問に対して、かくも相手を「小馬鹿」にした態度で応対した場面は見当たりません。



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