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石破幹事長ついに見えてきた衣の下の鎧

 自民党石破幹事長が自らのブログで、特定秘密保護法案に反対する市民団体らのデモについて「単なる絶叫戦術は、テロ行為とその本質においてあまり変わらない」などと批判しました。
 強硬一辺倒の首相とは対照的に、温厚な発言に終始していた石破さんですが、デモをテロに例えるとは言語同断。
 とうとう衣の下から鎧が見えた感があります。

 もともと自ら認める軍事オタクで、対米一辺倒の防衛論者だった石破さん、総裁選で安倍さんに不本意な破れ方をしてからというものはひっそりとおとなしくしていたようですが、この発言は波紋を呼ぶこと間違いないでしょう。

 典型的な保守主義者にも批判の声が多い特定秘密保護法案は、ツワネ原則すらも逸脱しているという近代まれに見るいい加減な法律案ですが、この程度のでき損ないの法律を慌てて成立させようとする自民党の目指す本質が、この発言に象徴されています。

 憲法改正案もそうですが、この特定秘密保護法案は官僚が作成したにしては珍しいほどできのよくない作文です。
 自民党にせかされるまま急いで作ったのでしょうが、よほど時間がなかったのでしょう。

 自民党幹部は、情報管理の責任をたった3年間ほど政権に座にいた民主党の一部の人のせいにしていますが、戦後政治の大半を担っていたのは自民党であり、誰が何と言おうとその時代の政府の情報管理がお粗末だったということの裏返しです。

 情報は公開が原則であるはずなのに、最初から秘匿しようとする精神で作成された、世界中でも注目の的になっているこのお粗末な法案、さっさと引っ込めて作り直した方がいいでしょう。 
 
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