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日展入選割振り そこは秘密ってコトだったのに


 朝日新聞が日展の篆刻部門で入選審査に不正があったとスクープしていますが、他の部門も疑わしくなります。

 この話を聞いて、思い当たることがあります。
 かねて書道を習っていたという話を聞いていた親戚の一人が、ある年に突然日展に入選したという知らせを伝えてきました。
 芸術などにまったく無縁でしたが、それでも日展という言葉とその重みは少々理解していましたので驚いたものですが、その後も応募しているのかも知りませんが入選したという話は以来耳にしません。

 本当かなと思いながら読んでいましたが、現代美術家の中山ダイスケさんが「あ~あ~、美術界ではそこは秘密ってコトになってるのに」とコメントしているとか、金沢美術工芸大学教授の小松崎拓男氏が「こんなことは私が高校生だった頃(70年代)からの常識だった」とした上で、「文化功労者の顕彰には美術団体の地方の有力者と思われる人物の名前が並ぶ。今の空気を呼吸していない文化庁を中心とした国策の文化制度はとうの昔に破綻している」と指摘したと伝えられるにいたっては、もはや疑いの余地はなさそうです。

 これが、民間団体が主宰する展覧会ならまだしも、果ては年金が支給される非常勤国家公務員待遇の芸術院会員の選考にも関わってくると聞いては穏やかではありません。
 文化庁などど響きのいい役所があることを密かに誇っていたものですが、ここにも利権の匂いがしてきました。
 
 ホテルといい日展といい、日本中が不正に揺れる秋です。

日展の日本画(2012年) 平成24年度・第44回日展図録

タグ:日展
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