安倍内閣として村山発言を踏襲しているわけではばいと国会質問で答弁した安倍さんですが、こんどは踏襲していると答弁しています。
侵略の定義発言もしかり、核不使用声明への姿勢もしかり。
相手の反応次第で覆る安倍さんの発言、それは背景にきっちりとした信念というか定見がないことの証左だと思います。
対外的には、中韓との領土問題にTPP交渉、国内的には原発や沖縄の基地問題さらには少子化問題と解決が急がれる多くの難題を抱えていながら、憲法改定・集団的自衛権という喫緊の課題とは思えないようなテーマを次々と俎上に持ち出す安倍さんのやり方は、政治的手法というよりは持論への強い拘泥に見えます。
確かに自衛隊を強化することも国力増強のひとつの施策ですが、近隣諸国との歴史問題をいつまでも放置していていいはずはありません。
安倍さんは「歴史問題は歴史家に譲る」とよく発言していますが、これは逃げだと思います。
歴史家は学問として歴史を研究するのが役割です。
政治家は過去の歴史を踏まえて国の将来を論じるものだと思いますが、現実はそうなっていないことを世界の目は見ているように思えます。
2013-10-23 18:13
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