国税庁が発表した2012年における焼酎売上高ランキング上位 50 社によると、4 年ぶりに前年を上回った霧島酒造が初めて売上高トップになりましたが、何と九州・沖縄以外のメーカーは50社中2社しかありません。
これほどに、九州以南に焼酎メーカーが集中している理由は何でしょう。
答えは、焼酎用の酵母(主として温度です)が九州以南の気候でないと育たないことが最大の理由でした。
そのほかに、食習慣や蒸留酒の伝来経路といった理由もあるようですが、やはり主因は酵母でした。
焼酎を造るためには黒麹が必要ですが、この麹は温かい気候でないと育たないのです。
一方、日本酒を造る黄麹は比較的寒い気候に適していますから、秋田・北海道などでも盛んに造られるのです。
それに加えて、醗酵させた酒を蒸留するという技術は南方からやって来ました。
このことも九州・沖縄に焼酎メーカーが多いことと、やはり関係が深いようです。
さらに、九州は原料となる芋や麦などの生産地でもあります。
実は、九州は
熊本県産 森のくまさんに代表されるような美味しいブランド米も多いほどの、お米の産地です。
九州に焼酎メーカーが多いことは、どうも原料の入手性とは関係ないようですね。
2013-08-16 16:49
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九州、とりわけ熊本県球磨地方では米を使った米焼酎が作られていますよ
by 米について (2019-08-04 18:03)