市場に供給するまで活きた魚を水槽で飼育するのと同じように、リンゴやみかん、モモなどの果物も呼吸していますから変質しないように最適な環境で保存する必要がありますが、それがCA(Controlled Atmosphere Storage)貯蔵です。
この貯蔵技術のおかげで、いまではリンゴも1年を通していつでもいただくことができるようになりました。
リンゴの産地は長野県と青森県ですが、この
CA貯蔵のおかげで前の年に青森県で収穫されたリンゴを、翌年長野県産のリンゴが市場に出回る時期まで保存できるようになりました。
子供の頃、冬が近くなると鉄道員だった父は長野県にリンゴを買いに行ったものでした。
買ってくる量は、ハンパなものではありませんでした。
いまではリンゴ箱なんて見かけませんが、当時リンゴを運ぶには大の大人しか背負えないような大きな木箱で運んだようです。
リンゴを運んだ大きな木箱は、さまざまな用途に利用されました。
昭和40年代後半でも、現在の吉祥寺ロンロンがある辺りで、モミ殻が詰められたリンゴ箱を卵屋さんの店先で見かけたものです。
2013-08-03 19:18
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
[編集]
コメント 0