今朝6時起きてすぐCNNを見たら、すでにボストン郊外からの実況中継が始まっていました。
爆発事件の犯人と見られる兄弟のうち、26歳の兄が死亡して19歳の弟が警察などとの銃撃戦の後徒歩で逃亡したという場面でした。
日本時間10時少し前に、民家の裏のボートに潜んでいた犯人の少年が逮捕されました。その瞬間はCNN画面で報道されませんでしたが、ボストン警察がツイッターで犯人逮捕を発表しました。また、10時のNHKニュースもそのことを報じていました。
爆発物を所持しているかも知れないとはいえ、徒歩で逃走している少年一人に多数の警官と完全武装のSWATが、さながらゴーストタウンと化した夕暮れのボストン郊外ウオータータウンに、大量の警察車両で集結する様は、不謹慎ですがあたかも映画「ダイ・ハード」を見ているかのようでした。
映画ならおキマリのカーチェイスですが、徒歩で逃げた少年は民家の裏に置いてあったモーターボートに潜んでいたようです。CNNの中継によると、最後は警察の呼びかけに応じて投降したようでホッとしました。
もし、生きて逮捕された少年が犯人だとすれば、いずれこの事件の背景が解明されることでしょうが、マラソンというイベントで起こしたこの事件にはアメリカ社会が抱える深刻な問題があるように思いました。
チェチェン辺りで生まれた兄弟のうち、女の子の幼子がいるという兄の方はアメリカ人の友人は一人もいないといっていたそうです。弟も、9.11テロについて驚きはしないと言っていたと友達はインタビューで話していました。
驚くべきは、彼らがグリーン・カードを所持していたことです。
9.11のはるか前にロサンゼルス空港の入国審査で、インド人家族が相当長い間足止めされたのを後ろに並んで見ていた記憶が蘇ってきましたが、彼らもそうだったのでしょうか?
一見、寛大でおう揚に見えるアメリカ社会ですが、こうした危険がどこにでもありそうで怖い思いが改めて伝わった朝でした。
2013-04-20 10:04
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
[編集]
コメント 0