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名古屋ウィメンズマラソン木崎選手優勝、野口選手も3位

 昨日のレース、テレビで観戦した。
 優勝した木崎選手が、上手なレース展開に終始していたのが印象的だった。
 先頭に立たず、前の選手を風除けにしてきっちりついて行く作戦は巧妙だと思う。
 それに反して、期待の野口選手。久しぶりのレースにも関わらず、中盤までは緊張した表情も見せずに淡々とレースを引っ張っていた。確実に復調しているようだ。

 先頭集団に残ったアフリカ勢も木崎選手も、野口選手からみれば後輩。彼女には、全体を引っ張っていく役割意識もあったのか、ペースメーカーへも盛んにシグナルを送っていたかのように見えた。まさに、19分台の記録からくる貫禄であろう。

 しかし、最後はアフリカ勢を振り切って優勝した木崎選手のレース運びと成長に敬意を表したいものだ。
最近のレースで、アフリカ勢に勝ったのは珍しい。
 3位ではあったものの、終盤歯をくいしばって先頭の2人についていった清々しい野口選手の態度にも大きな拍手を送りたい。

 いいレースでした。

は確実なかったいよいよあさって10日、名古屋ウィメンズマラソンがスタートします。
 注目は、何と言っても野口みずき選手です。
 ことしに入ってから、都道府県対抗駅伝、大阪マラソンと二つのレースを断念せざるを得なかったほどの野口さんですが、名古屋ではどうでしょうか?
 
 何しろ、国内選手の中では群を抜く2時間19分台のベストタイムを誇る選手ですから、ぜひもう一度その走りっぷりを見せてほしいものです。

 女子マラソン選手は、サラブレッドのような精密機械と揶揄されるほどで、出場にかける情熱とベスト・コンディションで臨むための調整は容易ではないと思いますが、野口さんの雄姿を期待しています。

 先日はびわこマラソンでホンダのベテラン藤原選手が日本人トップになり、世界選手権出場の期待がかかりました。
 また、今月には市民ランナーが多数参加する京都マラソンも予定されています。このマラソンコースは、西京極陸上競技場から嵐山・嵯峨野大覚寺、仁和寺・龍安寺、今宮神社をはじめ懐かしい風景を見ながら観戦できる嬉しいレースです。

 先ずは、野口選手が無事出場されんことを期待します。
 
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