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新型ボルボV40歩行者保護用エアバッグ搭載

1/43scale ミニチャンプス MINICHAMPS Volvo 240 GL Break 1986 Lightgreen Metallic ボルボ ブレーク ライトグリーンメタリック



 この春日本でも発売が予定されているボルボの新型V40に、世界で初めて歩行者保護用エアバッグが搭載されます。
 2月28までのキャンペーン期間に予約するとセーフティ・パッケージが無料で装着してもらえる等の特典があるようですから、買い替えを予定している方は一見に値するかも知れません。

 いまや、ドライバーを始めとする搭乗者の安全対策はほとんど完璧なまでに導入され尽くしている自動車衝突安全対策ですが、最後に残った課題は歩行者がボンネットに衝突したときのダメージをいかに軽減するか、つまり歩行者保護でした。そのため、各メーカー競って開発を進めてきていましたが、あのボルボが先陣を切ったのかと思うと感慨もひとしおです。
 
 というのも2007年の春、ボルボの研究開発設備を見学する機会を得て、その最新設備と彼らが目指す方向を目の当たりにしていたからです。

 実はボルボ、世界の自動車メーカーに先駆けて、多目的衝突安全試験装置を導入するほど安全性にこだわった自動車作りを目指してきました。三点支持のシートベルトもボルボのアイディアではなかったかと記憶しています。

 その後、国内メーカーも相次いで室内型の自動車衝突試験設備を導入しました。
 T社は富士山麓に全長300メートルものコースを備えた最新設備を導入しましたし、H社もほぼ同じ規模の試験設備を栃木の技術研究所に設けました。これだけの、試験設備はボルボと国内2社でしか見たことはありません。米国のビッグ3もおそらく有しているに違いありませんが。


 
 ボルボは自動車メーカーの中で、最も生産台数が少ないのではないかと思います。乗用車については、当時で年間約22万台くらいでした。なお、トラックは同じボルボですが別会社が生産しています。
 スウェーデンでは、ボルボという名前の会社はこの他にもあって、飛行機のエンジンを生産している会社もあります。
 
 実はいま乗っているのがボルボのS80というセダン。燃費はおそろしく悪いものの、訪問したときの印象が強いばかりでなく室内が広いうえてドアトリムも大きく、孫を乗せる機会が多いので万一のことがあっても安心だろうと購入したものです。

 V40は基本的にいちばん小型のバンですが、これからはセダンにも歩行者保護用エアバッグが搭載されるでしょうし、他のメーカーも追随することでしょう。

 スウェーデンは、南北に長く延びた国土で日本とほぼ同じほどの面積ですが、人口は約10分の1。ストックホルムから、開発センターのあるゴッテンバーグ(ヨーテボリ)までの500kmほどの道中、途中に大きな都市が2,3あるだけでほとんどが野生動物の宝庫のような風景です。

 この国で、衝突安全性能にコストを配分してきたという歴史には、なにか考えさせられるものがあります。



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