体罰で問われるオリンピック女子柔道界、どうして男性監督が寝技を教えるの?
オリンピック女子柔道の監督が体罰騒ぎで辞任するそうです。
そもそもなんで男性が寝技まで実技指導するんでしょうね。
繰り返し流れるテレビ映像を見て、がく然としました。明らかに男性が女性に寝技を指導しているように見えるシーンがあったからです。
たぶん見間違えだと思いますが、映画やドラマならまだしもスポーツの世界で、こんなシーンは一瞬たりともあるはずがありません。セクハラを訴えられても、弁解のしようがありませんから。
いみじくもこの日、オリンピック2連覇の経歴を持つ柔道選手が有罪判決を受けましたが、女子柔道がオリンピック競技となって久しい今、日本柔道界の見識を改めて質したいものです。
柔道という格技を志しているとはいえ、多くはうら若い女性です。いま話題になっている監督さんのコメントや、法廷陳述に一片の正当性も見出せません。
一方、かって小沢チルドレンとされた谷亮子さんが「私の時代には、体罰はありませんでした」として、話題の監督に背を押されているように見える映像も繰り返し放映されていましたが、果たしてそうでしょうか。
谷さんのコメント、俄かには信用できません。もし、そうならメダルに届きそうにない強化選手が、監督のターゲットになっていたと理解するのが妥当です。
中国や韓国のことは知りませんが、自分の住む日本で、いまもこんな体罰やシゴキがまかり通っていたのかと改めて驚きました。
体罰問題は、滋賀や大阪で明るみになりましたがプロ・アマを問わずいまだ根深く残っている悪しき慣習です。
かくいう私も、中学から高校・大学と運動部に在籍していました。大学時代には、ときの流行小説に感激した先輩の希望で剣道部に入りましたが、新参者故の叱責は受けたものの体罰を見聞きしたことは全くありません。
柔道界だけでなくすべてのスポーツ団体指導者が、スポーツ本来の意義を再確認してくれることを期待します。
2013-02-02 10:06
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