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2013年箱根駅伝 選手たちを修羅に駆り立てるものは

 また箱根駅伝が近づいてきました。正月2日と3日の半分はテレビ観戦で過ごします。適当にCMがあるのも休み時間のようなもので、観戦している側は気楽です。

 箱根駅伝に限りません。タスキを受け取ると颯爽と走り出す選手たち、20kmもの長丁場の後半になると汗ももちろんですが、髪は乱れまさに修羅の形相に変わります。普通の人が100メートルを全力疾走するようなスピードを1時間以上持続するのですから、無理はありません。テレビで観戦しながら、彼らをそこにまで駆り立てるものは、一体何なんだろうかと、いつも考えさせられます。
 駅伝ですから、チームや母校のために全力を尽くすという気持ちが、彼らの背中を押していることは間違いないでしょう。しかし、本当にそれだけでしょうか。
 並外れた鍛錬によって心肺能力を最高レベルにまで高め合った選手たちにしか理解できない、戦いのさなかにいる修行僧・修羅の境地ではないか、とも思うことがあります。中には調整の失敗などために不本意な結果に涙する選手もいますが、ほとんどの選手はそれまでに蓄積した体力の消耗を巧みに制御しながら、多少の曲折はあるにせよ60分以上にわたって超人的なスピードを維持するという離れ業を成し遂げます。競技である以上、「競う」精神はもちろんですが、彼らを駆り立てるのは、むしろ「自分の限界との戦い」なのではないか、と思うことがあります。

 毎年、新しいヒーローが活躍しますが、果たして2013年はどうなるでしょう。東洋が守るのか、それとも駒大か。大いに楽しみです。
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