ことし春の秋田大学医学部入試で驚くべき事実があったことが露見しました。秋田県在住の女子高校生が2度の面接試験を受け、両方とも0点だったというのです。 社会の公器である全国紙が報じていますから、内容に間違いはないのでしょう。
医学部入試に面接が採用されるようになった理由は、はっきりしています。以前の入試は学科試験の成績だけで合否判定を行っていましたが、医師としての適性を確認するために面接が必要だとの観点から国立大学では全面的に取り入れられました。
今回の報道によりますと、明らかに不合格の原因は面接試験にあります。試験官が誰なのか、現時点では明らかになっていませんが二度とも0点とは明らかに不自然です。そもそも、好物や出身地を問うて、医師としての適性が判断できるものかはなはだ疑問です。
先だって、ある私立大学での入試に大学幹部が関与したとの報道がありました。私学なら良しとは思いませんが、法人化されたといえども国立大学でこうした作為があること自体不明朗です。
少なくとも、問題があった秋田大学は事実関係を明らかにし、今後の入試にあたっての選抜方針を公開すべきだと思います。
2012-12-24 15:26
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