年末恒例のベートーベン第九コンサート、ことしも各地で演奏されています。
年末までの
NHK交響楽団のコンサートもまだ3回予定されています。
日本ではこの第九、暮れでなくても頻繁に演奏されているおなじみの交響曲ですが、本場ドイツやオーストリアでは、そう気安く演奏するものではないようです。それは楽聖に対する畏敬の念ともいうべきものだそうで、相当なキャリアを積んだ演奏家でもコンサートホールで第九を演奏した人がいないくらい、格式の高い曲なんだそうです。
実はこのはなし、2012年11月30日のNHKラジオ深夜便の「明日へのことば」で、「第九の季節に思う」と題して日本演奏連盟専務理事 金山茂人さんがされていました。
氏によりますと日本で暮れに第九が演奏されたのは戦後のこと。当時(いまでもそうらしいですが) 、楽団員の越年資金の足しになればと、各楽団が第九演奏会をこぞって催したのが始まりです。なぜ、第九か。それは、最もポピュラーな第九なら大入りとは行かないまでも、多くのお客さまに来ていただけるだろう、との読みからですって。
第九を聞いた後、除夜の鐘。除夜の鐘は余計ですが、これ、日本だけの話でベートーベン生誕の地ではほとんど見かけないそうです。ただ、どんな小さなコミュニティでも、新年を祝うコンサートでは演奏されているそうです。
2012-12-23 14:23
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