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豊富な海洋資源利用でマグネシウム電池 はたして救世主になるか

 マグネシウムは、お豆腐を造るときに使う「にがり」のなかまです。
 このマグネシウム、海水に含まれている金属です。海水中に存在するので、水に触れても爆発することはありません。しかも、日本は世界でも6番目に広い海域を専管する海洋国家ですから、マンガンなどとともに海洋資源としてマグネシウムの利用には大いに期待がかかるところです。
 ところでエコカーのひとつハイブリッドカーモーターの原動力は、リチウムを原料とする二次電池です。電池に詳しくない方のために付け加えさせていただくと、充電して再び使用できる電池のことを二次電池といいます。そうでない使いきり電池をは一次電池といいます。

 電池の原料は、ニッケルやカドミウム・水銀などの重金属が主体でしたが最近ではリチウムを主原料とするものが主流になっています。単位容積あたりの起電力が大きいからです。
 しかし、これらの金属は環境にやさしくありませんので、電池を廃棄するときに注意が要ります。ところがマグネシウムは、そういう金属とは違って環境にも負荷の少ない物質です。こういう環境にやさしく、かつエネルギー密度の高い継続使用できる二次電池の開発が宿望されてきたのですが、マグネシウム電池は資源の乏しい日本にとって救世主になるかも知れません。
 研究も進んでいるようですから、ぜひとも近いうちの商品化を期待します。

 


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