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東芝にもいたのか 無理難題押しつけ型トップ

 東芝の不正会計処理の責任をとって三人の元社長が役職を引責辞任しました。
 報道されているところからは、不正の内容は明らかではありませんが、工期の長い案件の多いインフラ関連部門での原価操作もあったのではと思います。
 目先の利益数字を見かけ上確保するために、実際の原価の一部を翌年に回す等の方法ですが、これは企業としては絶対にやってはいけないことです。
 かっての勤務先でも、一時期こういうことがあったらしいという噂が立ったことがありますが、東芝のようなグローバル企業でも行われていたなら衝撃的です。

 経営トップとしては、目標利益実現は最大の使命ですから部下に叱咤激励することは当然のことですが、もし不正を指示していたならトップはもとより企業もアウトです。

 かって務めていた会社にも、よく似たトップがいました。
 この記事で描かれているトップほど悪質ではありませんが、月次の営業会議で執拗に叱責される計画未達部門の責任者は見ていて可哀想だったものです。
 東芝ともあろう企業でも、あの光景を彷彿とさせるような場面があったのでしょうか。俄かには信じられないことです。

 このトップは、いわゆるたたき上げでしたが、昔から社内に友人を持たないタイプの人で、部下のうちでも相談相手がいないことでも有名でした。
 そのせいか、社外コンサルタントを重用し、彼らの「アドバイス」をもとに作成された長期計画から年次の営業目標を展開していました。
 しかし、長期となると都合のいい歳ばかりではありません。
 年初には、かねてからの目標数字が掲げられますが、目標実現に向けての具体的な根拠がないままのスタートです。

 かって暗躍した仕手会社による人事トラブルの結果、社内の逸材が社外に流出したことなどが主因となって、この人物がトップに指名されましたが、当時まさにタナボタ。
 社内では、「どう考えてもそれはないだろう」という雰囲気で満ちていたものです。

 その後、さまざまな場面で、異様な光景を目にすることになったのはいうまでもありません。
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