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ピーター・オトゥール主演映画 将軍たちの夜



 イギリスの名映画アラビアのロレンスの主役を演じたピーター・オトゥールが死去しました。
 81歳でした。
 一映画ファンとして、ご冥福を祈ります。

 一般に目が青いとされる西洋人の中でも一際目立つ、ピーター・オトゥールのあの青い目はとても印象に残っています。
 その宝石のような眼は、特に将軍たちの夜の偏狂的なドイツ軍将校役で、印象的でした。
 将軍たちの夜は、大好きな映画のひとつで、何度も繰り返し鑑賞しましたが、映画であることを忘れさせるような迫力に満ちた作品でした。
 ヒットラー暗殺を企てながら失敗したワルキューレ事件を織り交ぜながら展開するストーリーは、まさに迫真的です。

 この映画の中で一番印象に残っているシーンは、ある絵画を目にしたときのピーター・オトゥール演じるタンツ将軍の不思議な行動ですが、このときの彼の演技はまさに迫真の演技でした。
 
 数々の映画のなかで印象に残っている俳優さんはたくさんいますが、私にとってピーター・オトゥールという俳優は特別な存在です。

 日本人にとってなじみの薄いアラブ社会を描いた映画アラブアラビアのロレンス以上に、忘れることができない映画が将軍たちの夜です。
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