10月20日、突然亡くなった天野祐吉さんの隠居大学、徳光和夫さんとの対談をラジオ深夜便で聴きました。
お亡くなりになる間、9月末の録音だそうです。
ご冥福をお祈りします。
洒脱な天野祐吉さん、柔らかいながらかなり辛口の徳光さん評でしたが、印象に残ったことが二つあります。
ひとつは、天野さんの「映像と言葉の伝え方の違い」、もうひとつは徳光さんの「自分の意見を言いすぎる司会者」です。
天野さんは、マラソン中継のことを引用していましたがテレビのアナウンサーや解説者が話過ぎの感があることにはまったく賛成です。
アナウンサーの養成がベテランのラジオ担当者だったりすることを、この対談では一因としていました。
そのうえ、近しい関係の選手を露骨に評価するなど、公共放送として疑いたくなるような解説者を頻繁に起用するなど放送局の姿勢にも疑問があります。
番組司会者が自分の意見を言いすぎるという徳光さんの指摘も、まったく同感です。
みのもんたの件は言うに及ばずですが、ヨット遭難事故で話題になった吾人、直後のインタービューでは別人かと思うほどしおらしいことを言っていたのに、つい最近の番組では相変わらずコメテーターかと思うほど熱弁をふるっていました。
アナウンサーとは思っていませんが、番組の進行役がペラペラと自分の意見を言い続ける生放送が多いのには辟易です。
天野さんのお声を拝聴しながら、徳光さんの見識にも改めて尊敬の念を覚えた対談でした。
2013-11-25 07:30
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