ボーイング社はボーイング787機の電気システムとバッテリーシステムについての
解説資料を公開した。
それによると、発電機は計6基、バッテリシステムはメインと補助の二つが搭載されていて、飛行中の電力は発電機でまかない、二つのバッテリーシステムは動作しない仕様になっていることがわかった。二つのバッテリシステムは、バックアップ用および地上作業用として位置付けられていることも明らかになった。
また、ボーイングでは787の開発時に行った飛行試験で、6台のうち5台の発電機を止め、1基のエンジンのみでのフライトを5時間半実施して、システムの信頼性を実証したという。
このことから、高松空港に緊急着陸する原因となったバッテリーの発火事故は、バッテリへの過負荷が原因ではないことが分かる。
飛行中は、バッテリーが稼動することがないとの説明が事実なら、地上でタクシーイングなどをしている間に何らかの異常が発生したことになる。部外者には不明であるが、その状態で充電系が作動していたのか、それとも単に放電していただけなのかが一つのポイントになる。
いずれにしろ、バッタリー発熱の原因究明が急務である。
2013-03-15 14:31
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
[編集]
コメント 0