トヨトミの石油ストーブにしかない利点です
やかんや鍋を乗せれば加湿器として、災害時には停電していても暖房器具としてだけでなく調理用のコンロとして使えます。
いまでは、ほとんど目にすることがなくなったこのタイプの石油ストーブですが、トヨトミさんだけは今も製造されています。その意義は、決して少なくありません。ぜひ、生産を継続してほしいものです。燃焼効率など、随所に工夫が凝らされていてもはや逸品の領域に入りつつあるといっても過言でなないでしょう。
北陸や東北・北海道など寒い地域に縁に縁がおありの方なら、このタイプの石油ストーブを一度は見かけたことがあると思います。もちろん燃料は灯油ですが、ファンヒーターではないあの反射型石油ストーブです。初期の石油ストーブは、この形式でした。
地方にもプロパンガスが普及するまでの間、石油コンロという製品がありました。これは七輪に似た自立型のコンロでしたが、それに暖房機能を加えたのが、このタイプの反射型石油ストーブです。雪国唯一の暖房、コタツとともに、どの家庭にもある生活必需品でした。
寒い季節はヒトがいる間ストーブは炊きっぱなしですが、当時の住居は隙間風がスースーでしたから、暖房器具としての効率はよくなかったでしょうね。
新潟の山間地に住む年老いた両親が妹夫婦の近くに身を寄せるになったとき、休みを利用して幾度か手伝いに行きました。無人となった生家では、プロパンガスは元栓が閉まっていて使えません。あれこれ探した結果、高速を降りた後のコンビニで買い求めたインスタントラーメンは、ポツンと残されていた一つの石油ストーブのおかげで温かい夜食に変身しました。
2013-01-22 18:03
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