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石原都連会長 都知事選大敗責任は谷垣幹事長 それって正気?


 公用車の私的利用ばかりか、常識を超えた高額出張経費が露見したことに端を発し、厚労省時代には実直そうで正義の味方に見えながら、実は子供時代から「他に厳しく己に限りなく優しい」人物(わたしも、妻や娘など家族からはよく似ていると言われていますが..)だったことまでが露見するに至り退陣余儀なくされた舛添要一氏の後任を選ぶ東京都知事選でした。

 しかし、その結果には石原伸晃氏がかって発した発言、「最後はカネ目でしょ」という名言にも通じるものがあるように思います。

 自民党東京都連は党員ながら党方針に背く形で単独立候補した小池百合子氏を推薦しきれず、公示日直前に急遽元総務相の増田博也氏を無所属候補として推薦したのは自民党本部の意向が強く働いた結果だったのかも知れません。
 そうだったにしても、総務相まで務めた増田氏の知名度はそれなりにあったはず。
 自民党都連が推した候補が大敗した原因の多くは、石原伸晃氏率いる(?)自民党都連にあるように思えますがそれを谷垣氏に振るとは、かって「最後は金目でしょ」と言ってのけた石原伸晃氏の、リオ五輪開幕目前の決まり技です。。 
 
 先ず第一に、党員の小池氏応援を「時代錯誤で恫喝まがいな内容の脅迫文書」で露骨に牽制したことです。
 そしてもう一つは、自民党本部で開かれたという増田寛也元総務相の決起大会での発言です。
 つまり、石原氏の父君でかねてから暴言・大言の名手(?)として世界的に有名な某作家が小池氏に対して、文学者として持てる才能を如何なく発揮した結果生み出したらしい、模範的セクハラ表現を用い、いくらなんでも女性に「そこまで言うか?」と思わせるに十分な侮蔑的な表現で演説を行ったことと無関係とは到底思えません。
 また、石原伸晃氏自身が同じ演説会場で小池氏を「あの人はうそつきだ」と罵ったとも報じられています。
 政治家にとっては「たかが選挙応援演説、何でもあり」なのかも知れませんが、メディアが報じるに違いない場所でのこのような常識を欠く発言。
 日頃、入れ替わり立ち代わりメディアに頻繁に登場する石原御一家各位のご発言には、かなりの先入観を以て拝聴していますが、正直なところ「この親にしてこの子...」という子供の頃に教えられた格言の重さを改めて思い知りました。
 
 しかも、自分の署名入りの文書を今になって出所不明と言いだす始末、これが再度入閣が囁かれる政治家の所業かと疑わしくなります。
 わたしは自民党内部のことに関心はありませんが、よりによって重篤な事故で入院中の谷垣幹事長に都知事選敗戦の責任を押し付けるとは、他人事ながら腹立たしい限りです。

 谷垣幹事長の政見には異を感じますが、こんなときに詰め腹を切らせるような石原氏の言動はまさに駄々っ子のそれで、よくよく似た親子なんですねえ。

 
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