故紙とは一度使用して不要になった紙を指しますが古紙とも呼ばれます。
この家庭からリサイクル用に排出された故紙を、無断で持ち去られるケースが社会的問題になっています。
古新聞や使い終わったプリント用紙などは、ダンボールや空き缶・ペットボトルなどと同じようにリサイクル用資源として自治体が回収し、そこから得られる収益は自治体の貴重な財源になります。
ところが、各家庭から出された故紙を自治体が回収する前にこっそり持ち去る業者が跡をたたず、およそ30%が失われているという試算があります。
そうだったのか!
ところで、捨てたモノを持って行っちゃいけないの?
という疑問が生まれそうですよね。
そうなんです。
各自治体は、「自治体が指定した集積所にいったん排出されたゴミは自治体の所有物」という見解に立っています。
つまり、各家庭や地域・マンションなどのゴミ集積所に出された故紙などのリサイクル資源は、すでに自治体の所有物なんです。
だから、持ち去りは立派な条例違反、ひょっとしたらドロボーになります。
リサイクル幻想 (文春新書)
でも、そういった故紙っていったいどの位の価値があるの?
どなたもそう思います。
そこで、調べてきました。
毎月
故紙の価格は変わりますが、例えばいちばん身近で故紙として最も安価な古新聞の2013年7月の引き取り価格は1kgあたり14円です。
この引き取り価格を高いと見るか安いと見るかはともかく、ご自分で古新聞や不要になった本・雑誌を束ねて運んだことのある方なら、その重さの記憶はありますよね。
リサイクル―回るカラクリ止まる理由 (シリーズ・地球と人間の環境を考える)
余談ですが、わたしのマンションから排出される資源ゴミ回収で、管理組合には市から毎年20万円に近い財源をいただいています。
2013-08-11 18:26
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