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上海市内の川でブタ約6000匹の死骸

 何とも不気味な話だが、実際の話だ。
 中国・上海の中心部を流れる黄浦江で13日までに、5916匹に上るブタの死骸が回収された。
 PM2.5やPM10の大気汚染ばかりではない。中国の環境汚染は止まるところを知らない感がある。

 上海の黄浦江といえば、あの電波塔はじめすばらしい夜景で知られる海鴎飯店の前を流れる川である。この川に動物の死体が流れてきたというのだから、ビックリだ。

 もともと上海は、国際的な都市に似合わず水のきれいな街ではない。中心部のホテルでも、蛇口から出てくる水道水は、少し溜めると薄い緑色をしている。かすかにカビのニオイもするほどだ。バスタブに湯を張って見るといっそうはっきりする。生来デリケートな体質ではないが、いつもの調子で寝る前にうっかりコップ一杯の水道水を飲んでしまったときは、慌ててミネラルウオーターを飲み胃のなかで薄めたものだ。

 世界中どの国でも日本ほど「水」に注意しなくてもいい国はない。アメリカでも、ドイツでも地域によってはミネラルウオーターの方がビールより高いほどだ。ましてや、水道の水を直接飲むなんて、考えられもしない国もある。

 カビとて我慢はできないが動物の死体とは、はやう何を言わんかな言葉を失う。

 ちょうど今日、新しい国家主席に習近平氏が選出された。
 表面化してこそいないが、貧富や社会的地位を問わず万人が平等に受け入れざるをえない水と空気、この汚染を巡って自国に止まらず、近隣世界が迷惑を蒙っていることを忘れないで欲しいものである。
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