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警察官採用試験にウソ発見器導入か 痴漢や小児性愛などのキーワードで反応チェック

 警官採用試験にウソ発見器(ポリグラフ)を導入することが検討されているようです。相次ぐ、警官による不祥事を受けての対策のようですが、本当に効果があるのでしょうか。ウソ発見器の効果が改めて問われます。
 あくまでも希望者というか了解した受験者だけが対象というのも、思わず首が傾いてしまいます。ウソ発見器を導入するなら全員というのが基本だと思うんですが、警察庁は何を考えているのでしょうか。

 ウソ発見器を使って、「痴漢」「小児性愛」などのキーワードに対する反応を合否判定の参考にするそうです。この手の犯罪もむろん予防対策が必要ですが、はたして採用試験だけで済むのでしょうか。痴漢事案だけでなく、警察には多くの犯罪資料があるのでしょうから、新規採用の警官にはウソ発見器より有効な研修訓練を強化したらと思います。

 先だっての北陸で逮捕された警官もそうでしたが、幹部警官による不祥事や犯罪防止の方が急務ではないでしょうか。年に15000人足らずの採用者のごく一部に効果の疑わしいウソ発見器を適用するより、幹部も含め全警官を対象に定期的な適性検査や人事管理を実施することの方が当面の課題のように思いますが、どんなものでしょうか。


 
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