寒いときショウガを食べるとポカポカするとよく言われます。また、そういう経験をお持ちの方も多いはず。さてそのヒミツはどこにあるんでしょう。
しょうがに含まれる3種類の辛み成分、ジンゲロール・ショウガオール・ジンゲロンには、血液の流れをよくする作用があるため、ポカポカ感が得られます。実際、体温が上昇したという報告もあります。
血行が改善されることによって新陳代謝が活発化して発汗作用を高まります。 また、強い殺菌力があるのもこれら辛み成分の特徴とされています。
また、生姜には抗酸化作用がありますから、中国では老化やがんの発生・進行を防ぐとして古くから漢方薬として用いられてきました。
さらに生姜の効用を物語る逸話が14世紀のイギリスにもあります。黒死病が大流行してロンドンの人口の三分の一が亡くなりましたが、普段から生姜をよく食べる人たちは病気にかからなくて済んだということです。アメリカでは、ショウガは副作用のないハーブとして一般に売られています。
このように生姜は医学的に効果があるだけでなく、魚の臭みを和らげるために料理にも広く使われていますが、これまでの研究でも目立った副作用は発見されていないのだそうです。いつもに増して寒い冬になりそうですが、ぜひこのカラダにいい生姜をどんどん食べましょう。
2012-12-14 14:32
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